10トン積有蓋車
22000〜28427(6428輌)
昭和5〜15(1930〜40)年に車輌メーカー各社・国鉄各工場で製造された、「ワ」としては国鉄初の鋼製車である。
車体・台枠はワム21000形を小型化したもので、走り装置は、シュー式が採用された。
ワ10000形より全長・軸距共に500mm程度短く、下図の比較にてプロポーションの違いを掴んでいただきたい。
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明治期の「ワ」(たとえばワ1S3形)のプロポーションを保っており、愛らしいスタイルである。 【外観図】 ワ22000形タイプ3 D:奥井淳司 【奥井さんから労作のCADデータを提供して頂きました】 |
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全長に対する軸距の割合が大きい安定感の高い近代的なプロポーションである。 【外観図】 ワ10000形 D:奥井淳司 【奥井さんから労作のCADデータを提供して頂きました】 |
なお、28386〜28427は、私鉄からの買収車である。
2段リンク化されることなく、昭和43(1968)年までに大部分が廃車となり、道外禁止として残った車輌も、昭和58(1983)年までに全て廃車となった。

【輌数表】 ワ22000形 D:筒井俊之 (横軸は西暦年、縦軸は輌数で対数的表示)
担ばねのシューがハット型の座を介して側梁に取り付けられている。
引戸にはダブルY字形の補強がある。
妻上部の通風口は2個である。

【写真】 ワ22000形23326 P:筒井俊之所蔵
【形式図】 ワ22000形タイプ1 S:奥井淳司 【奥井さんからスキャンデータを提供して頂きました】
シューは直接側梁に取り付けられている。
引戸はフラットなタイプである。
妻上部の通風口は3個となった。

【写真】 ワ22000形26774 P:筒井俊之所蔵
シューはタイプ2と同様の直接式。
引戸に2本のリブが付いた。
妻上部の通風口は3個で、形状はその後の標準タイプとなる。

【写真】 ワ22000形28281 P:筒井俊之所蔵
【形式図】 ワ22000形タイプ3 S:奥井淳司 【奥井さんからスキャンデータを提供して頂きました】
【諸元】 ワ22000形
| 自重 | 約8トン |
| 軸距 | 3000mm |
| 車軸 | 10t長軸・12t長軸 |
| 走り装置 | シュー |
| 制動装置 | KD・側片 |
| 緩衝装置 | 丙種 |
| 連結器 | 柴田式上作用・シャロン式上作用 |
2003/07/19:新作