ワ22000形

10トン積有蓋車

22000〜28427(6428輌)

新作2003/07/19

 昭和5〜15(1930〜40)年に車輌メーカー各社・国鉄各工場で製造された、「ワ」としては国鉄初の鋼製車である。
 車体・台枠はワム21000形を小型化したもので、走り装置は、シュー式が採用された。
 ワ10000形より全長・軸距共に500mm程度短く、下図の比較にてプロポーションの違いを掴んでいただきたい。
ワ22000形タイプ3

明治期の「ワ」(たとえばワ1S3形)のプロポーションを保っており、愛らしいスタイルである。





【外観図】 ワ22000形タイプ3 D:奥井淳司 
  【奥井さんから労作のCADデータを提供して頂きました】
ワ10000形

全長に対する軸距の割合が大きい安定感の高い近代的なプロポーションである。





【外観図】 ワ10000形 D:奥井淳司 
  【奥井さんから労作のCADデータを提供して頂きました】

 製造年により台枠・引戸・通風口等が異なり、大きく3種に分けられる。

 なお、28386〜28427は、私鉄からの買収車である。
 2段リンク化されることなく、昭和43(1968)年までに大部分が廃車となり、道外禁止として残った車輌も、昭和58(1983)年までに全て廃車となった。

ワ22000形輌数表

【輌数表】 ワ22000形 D:筒井俊之 (横軸は西暦年、縦軸は輌数で対数的表示)


タイプ1: 昭和5〜11(1939〜36)年製

 担ばねのシューがハット型の座を介して側梁に取り付けられている。
 引戸にはダブルY字形の補強がある。
 妻上部の通風口は2個である。


ワ23326

【写真】 ワ22000形23326 P:筒井俊之所蔵


【形式図】 ワ22000形タイプ1 S:奥井淳司 【奥井さんからスキャンデータを提供して頂きました】


タイプ2: 昭和11〜14(1936〜39)年製

 シューは直接側梁に取り付けられている。
 引戸はフラットなタイプである。
 妻上部の通風口は3個となった。


ワ26774

【写真】 ワ22000形26774 P:筒井俊之所蔵


タイプ3: 昭和14・15(1939・40)年製

 シューはタイプ2と同様の直接式。
 引戸に2本のリブが付いた。
 妻上部の通風口は3個で、形状はその後の標準タイプとなる。


ワ28281

【写真】 ワ22000形28281 P:筒井俊之所蔵


【形式図】 ワ22000形タイプ3 S:奥井淳司 【奥井さんからスキャンデータを提供して頂きました】



【諸元】 ワ22000形

自重約8トン
軸距3000mm
車軸10t長軸・12t長軸
走り装置シュー
制動装置KD・側片
緩衝装置丙種
連結器柴田式上作用・シャロン式上作用

【ロット表】 ワ22000形

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2003/07/19:新作