ワキ

25トン以上積有蓋車

更新2005/02/20

 「ワキ」の歴史は、貨車の高速化を目指し、特別小口扱貨物輸送とその発展型である宅扱急行貨物列車、及び、それを継承した特急貨物の主役を担ったものであったと言える。
 ワキ1形は、95km/hで走行できる特別小口扱貨物用として昭和5(1930)年に登場した。
 ワキ1000形は、ワキ1形の増備として戦後の昭和24(1949)年から製造され、急行小口貨物列車に充当された。最高速度は75km/hである。
 ワキ5000形・ワキ10000形は、ワム80000二代形の構造を取り入れて昭和40(1965)年より量産されたが、ワキ1・1000形の実質的な代替であったことが輌数表から見て取れる。ワキ10000形が最高速度100km/hの東海道・山陽本線特急貨物列車に専属運用されたのに対し、ワキ5000形は、最高速度85km/hで全国の幹線にて紙・雑貨・長尺物輸送に重用された。
 ワキ8000形は、小荷物と小口混載貨物の両方に使用できる最高速度は95km/hの荷貨共用車として昭和45(1970)年から製造された。荷物車として荷物列車・旅客列車に運用されたが、結果的に貨物車として使われることなく荷物列車と終焉を共にした。
 ワキ50000形は、コキ10000形からコキ50000形に置換えになったコンテナ列車への混載便併結継続のため、昭和52〜55(1977〜80)年にかけてワキ10000形からグレードダウン改造された。最高速度は95km/hである。  

補足:輌数表の横軸は西暦年、縦軸は輌数で対数的表示としてある。


ワキ1ワキ1形輌数表
ワキ1000ワキ1000形輌数表
ワキ5000ワキ5000形輌数表
ワキ10000ワキ10000形輌数表
ワキ8000ワキ8000形輌数表
ワキ50000ワキ50000形輌数表

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2003/11/19:新作
2003/11/23:ワキ50000形記述追加
2003/12/06:ワキ1形リンク追加
2004/01/17:ワキ1000形リンク追加
2004/03/26:ワキ5000形リンク追加
2004/09/05:ワキ8000形リンク追加
2005/02/20:ワキ10000形リンク追加