国鉄/JR規格コンテナの称呼(形式称号・番号)は次の変遷を経ている。
国鉄コンテナの始祖は、1931(S6)年に100箇製作された1t積みのイ号コンテナになる。続いて0.15〜1t積のロ号・ハ号コンテナは合わせて5170箇製作され広く使われたが、日中戦争の激化に伴う鉄道側・運輸事業者側の体制変化等から1939(S14)に廃止された。これらのコンテナの実態は、“container”の第1義である“容器”であった。この時期の形式称号は、イ・ロ・ハのみ、あるいは、+番号であった。
“container”第2義の“(輸送用)コンテナ”の登場は、1955(S30)年に10箇試作された総重量3tの3000形を待たなければならない。この時のコンテナ称呼は、番号のみで、1909(M42)年制定の蒸気機関車形式称号(例:9600形)と同様のものであった。
いわゆる本格的な鉄道・道路一貫輸送用コンテナは、1959(S34)年の5t積5000形からで、同時に開発されたコンテナ専用貨車チキ5000a形(→コキ5000形)と共に「たから号」の運行が始まり、本格的コンテナ輸送の幕開けとなった。
1966(S41)年には、番号のみの称呼では早晩破綻が想定されたので、大改定が実施され、形式称号はアルファベット+番号の、1928(S3)年制定のこれまた蒸気機関車形式称号(例:D51形)と同様のものとなった。C10形コンテナがその嚆矢である。
1987(S62)年のJR貨物発足に伴い大改定が再度実施され、形式称号に容積を意味する数値が加えられた。この称呼がコンテナの隆盛と共に現在に至っている。
当サイトでは該当コンテナの出現年あるいは規定改定年を採って、S6式・S30式・S34式・S41式・S62式と呼称することとする。
以上のコンテナ称呼は、コンテナ本体に標記されるが、これらとは別に外形寸法で分類された種別も規定されている。種別についてはコンテナ本体に標記されない。
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国鉄/JRコンテナの種別:
2018/05/07改訂
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国鉄/JRコンテナの標記称呼:
2019/08/10更新
2019/08/10:「標記称呼」更新
2019/08/05:「標記称呼」更新
2018/05/07:「コンテナ種別」改訂、「標記称呼」訂補
2017/05/24:公開
2017/05/07:新作